SOLIDWORKSやRhinocerosでリバースエンジニアリング
最近は3Dスキャナーが低価格ながらとても高性能なものが増えてきたという事と、自社でリバース業務を行われる企業様が多くなっている事から、低価格でリバースツールを揃えたいというご相談を多くいただくようになりました。
本日は低価格帯のリバースソフトである、『Mesh2Surface』を改めてご紹介したいと思います。
Mesh2Surfaceとは
Mesh2Surfaceは3Dスキャナーなどで取得したメッシュデータをCADデータ化するための、リバース業務に特化したSOLIDWORKSとRhinoceros専用のプラグインソフトになります。
Mesh2Surfaceの良いところ
①SOLIDWORKS/Rhinoceros上でリバース業務を完結できる
リバースしたデータに対してすぐに設計変更などを加えることが可能なため作業時間を短縮できます
②時間のかかる幾何形状の抽出や断面スケッチ機能を搭載
直感的に操作できるツールで効率良くメッシュデータから形状の抽出が可能です。
③精度を確認しながら作業が可能
カラーマップで誤差を確認しながら効率良く作業ができます。
④自動サーフェス機能を持っている
ボタン一つでCAD化が可能です。
⑤他のリバースソフトより低価格
リバース業務に特化しているため、導入コストも他のソフトより抑えることができます。
for SOLIDWORKS と for Rhinoの違いは?
◆Mesh2Surface for SOLIDWORKS◆
SOLIDWORKSは直線や円弧など機械的な形状を扱うソリッドモデラーの3DCADになります。そのため、“機械的な形状のリバースをしたい人”にオススメです。
Mesh2Surface for SOLIDWORKSで特にオススメしたい機能をひとつ挙げさせていただくと、「拘束をかけながら幾何形状を抽出」する機能です。
スキャンデータをX-Z平面を基準面として配置しても、選択メッシュに対してフィットするように平面を貼った場合はわずかではありますが、X-Z平面に対して傾いた面になってしまいます。そんな場合は面を作成する際に、X-Z平面に対しての拘束を指示することで平行な面が貼られます。
ご興味ある方は【Mesh2Surface for SOLIDWORKS機能紹介 その2】で詳細を記載していますのでご覧ください。
◆Mesh2Surface for Rhino◆
Rhinocerosは曲面や有機的な形状のモデリングなどを行うことのできるサーフェスモデラーの3DCADです。そのため、“曲面や有機形状をリバースしたい人”にオススメです。
こちらも特にオススメしたい、『領域分割』という機能をご紹介します。
隣り合うポリゴンとの角度設定で分割させる『自動分割』と、ブラシツールでの操作にてユーザーが任意の選択範囲を定義する『任意分割』があります。数百万円するリバースソフトにもこの機能はありますが、これがMesh2Surfaceでもできてしまいます。14日間の評価版でもぜひお試しください。
Mesh2Surface for SOLIDWORKS ウェビナーのご案内
Mesh2Surface for SOLIDWORKS をご紹介させていただくオンラインセミナーを開催いたします。各機能のデモンストレーションを行いながらソフトの特徴や導入メリットなどを分かりやすくご紹介致します。
・ 日時 2022年9月6日(火) 14:00~15:00(60分)
・ 場所 「Zoom」(オンライン環境で全国どこからでもご参加可能)
・ 定員 100名
・ 参加費 無料
・ 内容 1. Mesh2Surface for SOLIDWORKSとは
2. 特徴的な機能とデモンストレーション
3. 他リバースモデリング用ソフトとの比較
4. 評価版ダウンロードとサポート体制について
5. 質疑応答
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。