ZBrushとRhinocerosの連携活用方法
皆さんこんにちは、本日のdipross情報ブログではZBrushとRhinocerosを 連携させた活用方法をご紹介したいと思います。
ZBrushは有機的な造形を得意とするCGソフトで、Rhinocerosは デザイン性がある製品を得意とするCADソフトです。 そんなCGソフトとCADソフトはどのような連携が出来るのか、簡単にご説明致します!
※本記事では製品として出力する事を目的としておりますのでCGソフトのポリゴンモデルではなく、CADソフトでサーフェスに変換する必要があります。
簡単なワークフローと使用するソフトはこちら
●ソフト
- ZBrush
- Rhinoceros
- Mesh2Surface Premium
●フロー
- Rhinocerosで製品の土台を作る
- Rhinoの土台データをZBrushにインポート
- ZBrushでスカルプティング
- ZBrushで造形したデータをRhinoにインポート
- RhinoのプラグインソフトMesh2Surface Premiumを使用しサーフェス化
- ブール演算にて一つのオブジェクトにする。
製作を始めます
RhinocerosでCADソフトとして、製品の土台を製作します。Rhinocerosはサーフェスモデラーですので、データはサーフェスデータとなります。
Rhinocerosの土台データをOBJ形式でエクスポートし、ZBrushにインポートします。OBJ形式はポリゴンデータとなりますので ZBrushはポリゴンデータで開かれます。
ZBrushが得意とする有機的造形を製作し、土台と凡そ、位置を合わせます。
ZBrushで造形したデータをエクスポートしRhinocerosにインポートします。Rhinocerosにインポート後、プラグインソフトの【Mesh2Surface Premium】を使用しメッシュから自動でサーフェス化します。
Mesh2Surface Premium を開き、シェイプ【+】→【クアッドサーフェス】を選択します。
自動サーフェスを選択し、【詳細】または【ポリゴン数】を設定、【プレビュー】【適用】を選択するとサーフェスが自動生成されます。【Rhinoに出力】を押下すると、Rhinocerosにサーフェスデータが反映されます。
※ポリゴン数は多くすると細かい表現は可能ですが、動作が重たくなる可能性がございますのでご注意ください。
Rhinocerosでテキストを追加し、サーフェス化したサイと土台をブール演算(和)の処理をします。
レンダリングで見てみると… 自動でサーフェス化をしたにもかかわらず、とても綺麗に出来ました。
マテリアルを設定し金属風にも出来ます。
ZBrushとは?
ハイメッシュポリゴンを取り扱うZBrushは映像系のCGによく使われておりますが、製品を作る際はCAD、プラグインソフトなどと組み合わせて使うことにより、このような活用方法がございます。ZBrush、Rhinoceros共に、エクスポート、インポートが簡単に行えますので、Rhinocerosにインポートした形状を直したい場合、すぐにZBrushで変更が可能です。
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