CTスキャンサービスのご紹介

弊社の3Dスキャン計測サービスの中にはCTスキャナーで形状をデータ化するサービスがございます。今回はCTスキャンについてご紹介していきます。

3Dスキャナーとの違いとは・・・

非接触タイプの3Dスキャナーではレーザーや光を照射し、対象物に当たった際の歪みをカメラで捉えることでデータを取得します。そのため、レーザーやプロジェクター光が当たらない部分のデータが取得できず、奥まった形状を苦手としています。

比べて、CTスキャナーでは、人体や樹脂、金属などを透過するX線(電磁波)を照射し、透過するX線を検出器で受け取ることで、グレースケールの2D画像としてデータ化します。それを複数の角度に行うことで3Dデータにします。

どのようなことができるのか?

3Dスキャナーでは対応できない奥まった部分や製品の内部構造を3Dのメッシュデータや断面の2Dデータとして確認することができます。

非接触の3Dスキャナーで取得したデータと比べると、奥まった形状を詳細に取得できるのでリバースモデリングを行う工数の削減と正確な形状からサーフェス面を作成するのでモデリングの精度が向上します。

例えば、内部が見えない部品であるタービンハウジングや関節部や皺のように奥まった部分のあるフィギュアのような複雑な造形物などカメラタイプでは3Dスキャンが難しいものの形状を取得できます。

弊社マスコット「ディプリス」の造形物を例とすると画像のような部分のデータが取得できます。

※ディプリスのフィギュア製作についてはこちらの記事に掲載しています。

宜しければご覧ください!

ディプリスフィギュア制作記(モデリング編)

ディプリスフィギュア制作記(原型完成編)

今回ご紹介したような通常の3Dスキャナーで対応の難しい複雑な形状の3DスキャンやデータのCAD化などお考えの場合にはお気軽にお声がけ下さい。

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