石像をスキャンしてみました!

ディプロス株式会社では、固定式やハンディ式など様々なタイプのスキャナを販売しております。

ハンディタイプの高精度3Dスキャナは高価なものが多いですが、今回は比較的安価でありながら高精度なハンディスキャナ、「SHINING 3D社のEinstar」を使用して、石像のスキャンを行ってみました。

その時の様子をご紹介させていただきます!

今回使用したスキャナについて

今回のスキャンで使用したスキャナはこちら

高精度スキャンと直感的操作が可能な軽量・ポータブルなスキャナーです。

EinStarの特徴

1. 高精度な3Dスキャン技術

最新の3Dスキャン技術を採用しており、非常に高精度なデータを取得することが可能です。この技術により、複雑な形状や微細なディテールまで正確に再現できます。

2. 簡単で直感的な操作性

ユーザーの利便性を考慮したデザインが特徴です。シンプルなインターフェースで、初めて使用する方でもすぐに操作に慣れることができます。これにより、スキャン作業の効率が大幅に向上し、時間を節約できます。また、スキャン中のデータをリアルタイムで確認できるため、品質を確保しながら効率的に作業を進められます。

3. 軽量かつ持ち運びに便利

コンパクトで軽量な設計のため、どこでも手軽に持ち運びが可能です。現場やオフィス、出張先など、場所を選ばずに使用できるため、幅広い用途に対応します。耐久性にも優れており、長時間の使用にも適しています。

4. 高いコストパフォーマンス

最先端の機能を備えながらも、非常にリーズナブルな価格で提供されています。これにより、幅広いユーザーが高品質な3Dスキャンを手軽に利用できるようになっています。プロフェッショナルからホビーユーザーまで、さまざまなニーズに応える一台です。

今回のスキャン対象物

今回のスキャンの対象物はこちらの十一面観音の石像です。

台座を除いたサイズはおよそ80cmです。

スキャンの様子

先ほどご紹介したEinStar 3Dスキャナーを使用して、スキャンを行いました。

EinStar 3Dスキャナーは屋外でのスキャンも可能ですが、直射日光が強い環境ではスキャン精度に影響を与えることがあります。

そのため、屋外でスキャンする際は、以下のポイントに気を付けて行うことを推奨いたします。

  1. 曇りの日や影の多い場所を選ぶ
  2. 遮光シートやテントを使用する

今回は曇りの天候で、高めですが屋根のある環境にて行いました。

スキャンの結果

十一面のそれぞれのお顔もしっかりとキャプチャされ、石肌の質感も詳細に再現。

ハンディタイプのスキャナーなので、重い石像を動かすことなく、スムーズに1周をスキャンし、わずか15分ほどで完了しました。

一部の箇所は光が届かずスキャンできなかったものの、全体の形状は高精度で捉えられました。

この後、リバースソフトを使用して、データの編集を行い、最終的にはミニサイズの石像を3Dプリントしたいと思います。

この続きはまた次回、掲載いたします。

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