人気無いの?Flamingo【プラグイン レンダラー】
みなさんハンドスピナー回していますか?
いきなりですが、Rhinocerosにはいくつか静止画レンダラーが存在します。
簡単にざっくりまとめると
- 標準レンダ(最初から搭載されているレンダラー)
- Brazil (純正プラグイン:プロフェッショナル用最高級レンダラー)
- Flamingo(純正プラグイン:扱いやすい高品質レンダラー)
- Penguin(純正プラグイン:アニメ調レンダラー)
- V-ray(プラグイン:高機能レンダラー※英語版のみ)
- GOLD(プラグイン:ジュエリー用レンダラー)
といった感じになります。その中で今回は、弊社でも取扱をしているFlamingoについて軽く触れたいと思います。
動物の名前が多いRhinoのプラグインですが、Flamingoも開発元がRobert McNeel&Associates社のため、やはり動物の名前がついています。
ということで有料のプラグインですが、安心の純正なんですね。
標準レンダラーとの一番の違いは
- セッティング済みのマテリアルがたくさんついているので設定が楽。
- レンダリングのクオリティが高い。
Brazilとの違いは
- Brazilのほうがより細かい設定が可能
- 値段が少し高い
といった感じだと思います。
インストールすると、純正プラグインなので作業画面の端にレンダ用のウィンドウが作られます(消せます)
マテリアルライブラリは20項目に分かれてます。さらに各項目を開くと、中に素材ごと・色ごとにマテリアルが入っています。
「金属」だけでも10個のフォルダと代表的なマテリアルがざっくり入っています。
表示方式を変えれば質感のチェックや色替えなどの細かい設定ができます。
テクスチャーも最初から入っています
マテリアルライブラリの中の、使いたい素材のアイコンを反映させたいオブジェクトに、ドラッグドロップするだけでマテリアルが反映されます
ぱっと見反映されてないようですが…左上の表示方式を「レンダリング」モードに変えると、簡易的なリアルタイムレンダリング表示になります。
マテリアルアイコンをダブルクリックしてプロパティを開くと、簡単に素材のベース色を変更できます。
試しに木目もドラッグしてみました。
通常レンダと同じ上部のレンダボタンを押すと、専用のレンダリングウィンドウが起動してレンダリングが始まります。
「通常レンダ」と「Flamingo」はメニューの「レンダリング」の中から、自由に切り替えることができます。
環境設定から床面にもマテリアルをつけることができます
建築パース用だと思いますが、樹木のオブジェクトも入っていますので、ドラッグドロップするだけで簡単に植樹ができます。
床と樹木を割当ててレンダリングするとこんな感じになります。
ガラスの屈折率や金属の表面加工、周りのオブジェクトの映り込みなど、かなりいい感じにレンダリングができます。
Flamingoのレンダリングは「パス」の数字が増えていく程、レンダリングの精度が上がって行きます。
ちなみに、自分で停止させるか設定で意図的に止めないと、いつまででもレンダを続けてくれます。ご自分のいいと思った感じで止めてください。「パス」は100回くらいを目処にするといいかと思います。
さらに、レンダ終了後にフィルタをかけることが可能です。
被写界深度を後から追加できます
こんな感じで、ドラッグドロップするだけで、簡単にマテリアルを割り当てる事ができます。簡単ですね。(初夏のハンドスピナー♪)
「標準レンダ」では、標準で付いているマテリアルが数十個しかないので、ほとんどのマテリアルを自分で作る必要があります。
また、ガラスや水、プラスチックなどの透明パーツの屈折率など、設定が面倒だったりレンダリングでうまく反映されなかったりすることがよくあります。このあたりの手間を簡単に短時間でやってくれるのが、有料レンダラーの魅力ですね。
ディプロスではFlamingoをお値打ちに販売しています。
https://www.dipross-online.com/products/list.php?category_id=14
自分でモデリングした製品は自分でキレイにしてみませんか?
以上、ハンドスピナーのカスタマイズ(高回転化)が気になるデザイナー川合でした。