QUICKSURFACE 2026 新機能のご紹介(その2)

この度弊社取り扱いソフト「QUICKSURFACE」の最新版、「QUICKSURFACE 2026」 がリリースされました。
今回のアップデートは、目を引く新機能が追加されたというより、これまでの機能をベースに 少しずつ使いやすくなっている という印象です。

前回に引き続き追加、強化された機能をご紹介していきます。

※前回の「QUICKSURFACE 2026 新機能のご紹介(その1)」はこちらから

今回はサーフェス系ツールをご紹介していきます。

ロフト機能の強化

ロフトサーフェスでは、

  • 連続性の指定
  • ガイドカーブによる制御

に対応し、自由曲面の構築がしやすくなっています。

以前よりも安定して扱える場面が増え、実務で試しやすい機能になっています。

フィットサーフェスの編集対応

フィットサーフェスは、作成後に制御点を表示して編集できるようになりました。
形状を見ながら微調整ができるため、高精度サーフェスの仕上げがしやすくなっています。

フィルサーフェス機能の改善

フィルサーフェス機能では、作業中に 偏差解析を確認できるようになりました
サーフェスを作成しながら、形状の確認ができるため、効率的に作業が行えるようになりました。

あわせて、隣接するサーフェスやエッジに対して、連続性(接線・曲率)を指定できるようになりました
これにより、単に隙間を埋めるだけでなく、周囲の形状との流れを意識したフィルサーフェスを作成しやすくなっています。

細かな仕上がりを確認しながら調整できるため、サーフェス品質を重視する場面で使いやすくなった印象です。

なお、フィルサーフェスの連続性設定については、現時点ではいくつか注意点もあります。
接線連続(G1)や曲率連続(G2)を指定してサーフェスを作成した場合でも、ゼブラマッピングで確認すると、条件によっては わずかな折れや不連続が見られることがあります

そのため、連続性を指定すれば必ず完全に滑らかな結果が得られるというよりは、形状や周囲条件によって仕上がりに差が出ることがある、という印象です。
このあたりは、今後さらに改善されていく余地がありそうです。

また、フィルサーフェスの連続性設定は、オンスキャンデータ(スキャンデータにフィットさせる設定)と併用することはできません
現時点では、連続性(接線連続・曲率連続)を指定する場合と、オンスキャンデータを使用する場合は、どちらか一方を選択する形になります。

用途に応じて、周囲サーフェスとのつながりを重視するか、スキャンデータへの追従を優先するかを判断し、偏差解析やゼブラマッピングを併用しながら結果を確認して使うのが現実的と言えそうです。

フリーフォームのオフセット

これまでは、フリーフォームサーフェスに対しては厚み付けのみが可能で、オフセットは行えませんでした。

今回のアップデートにより、フリーフォーム機能で作成したサーフェスをオフセットして新たなサーフェスを作成できるようになりました。
そして、そのオフセットで作成したサーフェスも、フリーフォームサーフェスとして扱われるため、制御点を編集しながら形状調整を行うことができます。

たとえば、薄肉形状のモデリングにおいて、内側と外側の形状がほぼ同じで、わずかに異なるようなケースでは、いったんオフセットでサーフェスを作成し、その後に制御点を使って微調整するといった使い方が可能です。

サーフェスを作り直すことなく、ベース形状を活かしながら調整できるため、フリーフォーム機能を使ったモデリングの自由度がさらに広がっています。

QUICKSURFACE 2026 新機能紹介ウェビナーのご案内

今回ご紹介した QUICKSURFACE 2026 の新機能について、実際の操作画面を交えながら解説するウェビナーを開催します。

新機能のご紹介と併せて、リバースモデリングの基本的なフローについてもご紹介予定です。

QUICKSURFACE をすでにお使いの方はもちろん、これから導入を検討されている方にも参考にしていただける内容です。

📅 開催日:2026年2月3日(火)14:00~15:00


まとめ

QUICKSURFACE 2026 は、Parasolid CAD カーネルの採用を起点として、CAD 機能を着実に強化したバージョン となっています。

派手なアップデートではありませんが、ソリッド編集やサーフェス構築の安定性が向上し、普段の作業を進めるうえで「扱いやすくなった」と感じる場面が増えています。

普段から QUICKSURFACE を使っていただいていた方にとっては、操作感を大きく変えることなく、細かな改善によって以前より使いやすくなったと感じられるアップデートです。

一方で、これから QUICKSURFACE を使い始める方や導入を検討いただいている方にとっても、サーフェスや CAD 機能まわりの強化により、実務で使いやすい場面が増えています。

既存ユーザー・新規ユーザーのどちらにとっても、日々の作業を進めるうえでプラスになる改善が含まれた、全体としてバランスの良いアップデートと言えそうです。

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