EinScan-SE/SPのご紹介
今回は3Dスキャナー「EinScan」シリーズの機種である、EinScan-SE/SPの2機種についてご紹介していきます。EinScanシリーズは本記事で紹介するSE/SP以外にもそれぞれ特徴を持った機種がございますので宜しければコチラをご覧ください。
EinScan-SE/SPはEinScanシリーズの中でも安価な固定式タイプの3Dスキャナーとなります。SE、SPそれぞれの機種は価格や性能面で差がありますが2機種ともカラーの3Dスキャンを行うことができ、初心者の方でも使いやすい3Dスキャナーとなっております。下ではSE、SPそれぞれについてご紹介していきます。
EinScan-SEとは?
EinScan-SEは機材に設置されているターンテーブル上に対象物を設置して3Dスキャンを行うことのできる固定式の3Dスキャナーです。他の3Dスキャナーは用途や精度など性能により様々ですが業務レベルのものとなると100万円を超えるものも多くあります。そのようなものと比べてEinScan-SEは約18万円(税抜)と比較的安価なため、気軽に導入することのできる機材となります。
0.1mmの精度で3Dスキャンを行うことができ、対象物を形そっくりにカラーでデータ化したり、モデリングを行うためにある程度の下地となるデータが欲しいという場合にも対応することが可能です。そのため、まずは導入費用を抑えて3Dスキャンやリバースエンジニアリングを始めたいという方にオススメです。
EinScan-SPとは?
上で登場したEinScan-SEと同じように設置されているターンテーブル上に対象物を置いて3Dスキャンを行うことのできる固定式の3Dスキャナーです。
SEと比較して価格は上がりますが精度が0.05mmと良くなっており、スキャンスピードも倍程度速くなっています。マーカーを使用した3Dスキャンが行えるため、データの結合を行う際のズレを防ぐことができます。そのため、特徴的な形状の少ないものや左右対称の形状を3Dスキャンする際にはEinScan-SPが適しています。SEに比べ、素早く精度の良い3Dスキャンをしたいという場合にオススメです。
EinScan-SE/SPはどんな場面にオススメ?
安価な導入コストで実際のモノそっくりなデータが取得できるEinScan-SE/SPですがどのような場面で活躍するかと言いますと・・・
・リバースエンジニアリングやモデリングのための物体形状の取得
・3Dプリントに使用するベースとなるデータの取得
・文化財や古い製品など現品のカラーでのデータ保存(デジタルアーカイブ)
など、様々な用途で卓上サイズの対象物をデータ化したいという場合に有効です。これまで手作業でものを測ってモデリングを行っていた場合や、既にあるものを3Dプリントで複製したい場合など3Dデータの用意を便利かつ実物品そっくりに行うことができます。
最後に
本日紹介したEinScan-SE/SPは導入コストの安さ、データの品質、使いやすさという点でこれから3Dスキャンを始めたいという場合にもオススメの製品となります。「どの3Dスキャナーを使えば、適切なデータが取得できるのか」、「3Dスキャンとはどのような作業なのか」という疑問に多種類の製品を扱い、受託のスキャンサービスも行っている弊社がお答えしますのでご相談ごとや御見積のご依頼などお気軽にお問い合わせください。
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