UE5 ブループリントとJavaScriptの比較
今回は、ブループリントでの基本プログラム例をJavaScriptと比較しながら紹介します。
変数
まずは、変数からブループリントとJavaScriptを比較していきます。
変数とは、値を入れておく箱です。
JavaScriptでは
let f = 0.7;
これをブループリントで書くと
変数の宣言は、マイブループリントの「変数」で定義します。
セット ノードを利用し値をセットします。
※厳密には、JavaScriptでは宣言しそのまま値をセットしていますので、変数の初期値で「0.7」を設定が置き換えとなります
上のブループリントでは
let f;
f = 0.7;
となります。
コンソール表示
ブラウザでのコンソールは、開発者モードで確認できます。
UEでは、別途デバッグ用のコンソールがありますが、ここでは画面の左上に値を表示させています。
JavaScriptでは
console.log('こんにちは');
これをブループリントで書くと
■if分
if分とは
条件式が成り立つか成り立たないかを判定し、処理を分けるプログラムの基本的な構文です。
JavaScriptでは
let i = 3;
if(i<5){
console.log("True");
}else{
console.log("False");
}
これをブループリントで書くと
■Switch分
Switch分とは
条件式により、処理を分岐するプログラムです。
JavaScriptでは
let n = "Apple";
switch (n) {
case "Apple":
console.log("Select Apple");
case "Orange":
console.log("Select Orange");
case "Grape":
console.log("Select Grape");
default:
console.log("No Hit");
}
これをブループリントで書くと
■For分
For分とは
条件が成立する間、ループする繰返し処理です。
JavaScriptでは
let c = 0;
for (let i = 0; i <= 3; i++) {
c = c + i;
}
console.log('cの合計は %d です。', c);
これをブループリントで書くと
■四捨五入
JavaScriptでは
let f = 0.7;
console.log(Math.round(f));
これをブループリントで書くと
ここで紹介したのは、本当に一部のノードですが、ブループリントではプログラム言語が分からなくてもプログラムを組むことができます。
とはいえ、プログラム言語による作法やおまじないのような内容が不要というだけで、IFが分岐、FORはループなどプログラムの基本的な内容は理解している必要がります。
視覚的に流れが分かるので、プログラム経験の少ない方も挑戦しやすいと思いますので、ぜひブループリント挑戦してみて下さいね。