モーキャプ×クロスシミュレーションやってみた

ハッピークリスマス!

一年は早いものですね。弊社のブログもこの記事が年内最後になりました。今年はモーションキャプチャーで動きながらUE5.4×Marvelous Designerのきれいなクロスを揺らして締めくくりたいなと思います。

環境

UE5.4

クロスを作る

Marvelous Designer で簡単に服を作ってみました。

これをUnrealEngineのクロスとしてインポートできる「.usd」というファイルで書き出していきます。

エクスポートからUSDを選んで書き出します

全パターン選択と全アバター選択を切ります。

衣装シミュレーションデータを含めるにチェックをつけます。

UEでクロスアセットを作成する

Marvelous DesignerのクロスをUEで動かすにはクロスアセットを作製する必要があります。

もし表示されない場合はこれらのプラグインを追加してみてください。

作成したクロスアセットをひらくと、このような画面が表示されます。

USDImportをおして、右のノードの詳細からUSDファイルのファイルパスを指定します。

開くと、先ほどの型紙が読み込まれます。

つぎにTransferSkiningWightsノードをクリックします

左上のソースメッシュからソース(着せたいアバター)を選択します。

服を着てくれました!

次にクロスにする範囲を決定します。

Add Wight Mapノードを押します。

すると型紙の画面が赤と黒になります。

クロスとして動かしたい部分だけブラシで塗っていきます。

完了したら同意を押します。

次に物理を設定してクロスがぶつかる先の設定をします。

Set Physics Assetまで移動します。

ノードの詳細から先ほどのソースに使用したキャラクターの物理アセットをセットします。

布の厚みをSimulation Collision Configで設定します。

1mm程度でないと布が浮きます。

右上のプレビューシーンからメッシュをセットして…

できました!

モーキャプとつなげてみる

ClothアセットはBPでクロスアセットコンポーネントとして追加することができます。

先ほどのキャラクターにモーションキャプチャーをつなげて服を着せていきます。

できました!

物理のセットアップの甘いところなどで突き抜けが起きていますが動きました!

おわりに

2024年は個人的にリアルタイムレンダリングに未来を感じる一年でした

来年もリアルタイムの技術の発展を祈って…!リアルタイム万歳!

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