UE5 車が走っているように見える動画を作ってみた

今回は、UE5で自動車が高速道路を走っているように見える動画を作成してみました。

ゲーム用のデフォルトマップに、路面用のパネルと車線用のボックス、ランクル200を置いただけのシンプルなマップを作成しました。

高速道路想定で、車幅は3.6メートルの2車線、車線は8メートルの白線と12メートルの空白となるように配置してあります。

タイヤを回転できるようにアクターを修正します。

舵を切る場合は、アッパーアームとロアアームのホイール側の中心に原点を設定する必要がありますが、今回は前後への回転だけを考慮し、ホイールの中心に原点が来るように調整しました。

ここから、シーケンサーを使いアニメーションを作成していきます。

今回は、時速 100km で走行している映像を作ります。

ランクルのモデルデータのタイヤ直径をUE内で計測したところ、約80cmでした。

ランクル200が履いていそうなタイヤサイズから、285/60R18のタイヤと想定しました。

285/60R18 の外径は、799.2mm となります。

タイヤの円周は、250.9488cmとなります。(π=3.14)

30fpsで300フレーム=10秒の動画を作成するため、10秒間で約280m車が動きます。

タイヤの回転は 11.2回転、ループさせるため11回転の3,960度回転させます。

センターラインも同様に、10秒280m動くようにシーケンサーに動きを追加しました。

こちらが出力した映像です。

ファイル容量の都合上、一部を切り出してGIFアニメでループさせています。

動いているのは、センターラインととタイヤだけですが、動いているように見える映像ができました。

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