SolidWorks「テンプレートの保存方法」

こんにちは。

今回はSolidWorksで新規データを作成する際に適用される様々な設定(規格、単位系、その他オプション等)が保存される「テンプレート」の保存方法をご紹介します。

設計を行う際、その製品や部品が国内、或いは国外向けか…等を選択する場合、幾つかのテンプレートを事前に作成しておくと便利でしょう。

上図は新規ファイルを作成する際の画面です(ビギナー設定)。単一部品を作成する場合はここから「部品」、図面を作成する場合は「図面」などを選びますが、これらを選択した場合は「デフォルトテンプレート」が新規ファイルに適用される事になります。今回は単一部品の単位系を変更したテンプレートを例に作成の流れをご紹介を致します。

部品ファイルを作成したら、メニューバー>オプションへ進みます。ドキュメントプロパティタブより、「単位」→「単位系」をMMGSからIPSに変更します。

このファイルを「テンプレート」として保存します。メニューバー>ファイル>指定保存を選択し、ダイアログボックスの「ファイルの種類」の中から「PartTemplates」を選択します。

すると、デフォルトテンプレートが保存されるディレクトリが自動的に指定されます。このフォルダに保存されるファイル「部品.partdot」は、新規データを作成する際に「部品」(ビギナー設定)を選択した場合に適用されるテンプレートファイルです。これを上書きする事で、ビギナー設定で「部品」を選択した場合、先程変更した単位系(MMGS→IPS)が初期設定として適用される事になります。

別名で保存した場合は、新規データ作成のダイアログボックスを「ビギナー」→「アドバンス」に変更した時、タブ「テンプレート」内の一覧に、保存したテンプレートが加わります。

デフォルトのテンプレートフォルダ以外に保存をした場合は、オプションよりそのフォルダを追加する事で選択可能になります。

オプション>システムオプションタブ>ファイルの検索より、右側にあるボタンの中から「追加」を選択し、保存先フォルダを設定します。

これにより、新規ファイル作成時のダイアログボックス(アドバンス)に、その保存先のタブが新たに追加されます。

今回はテンプレート(partdot)の作成・保存方法についてをご紹介しました。

SolidWorksを使い始めたばかりで、ファイル作成毎に都度設定変更を行っている方がいらっしゃいましたら、参考として頂けますと幸いです。

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