Unreal Engine導入・運用について

7月、9月とウェブセミナーに登壇させていただきました営業の清水です。各回多くの方にご参加いただきありがとうございます。

ちなみに7月はEpic Games様との合同で弊社パートではUnreal Engineでの動画作成について、9月はコンフィギュレーターの作成についてお話しさせていただきました。7月のウェビナーはyoutubeにて公開しておりますのでご興味ある方はこちらからご確認下さい。

本日はセミナー内でもお話ししておりましたUnreal Engineをお客様内で活用していただく内製化支援について、「なぜそんなことをしているのか」「どんなことをしているのか」についてご紹介させていただきます。

なぜUnreal Engineでの内製化支援をしているの?

弊社ではUnreal Engineを使用した製造業向けのコンテンツ開発を長きに渡って行って参りました。様々な開発に携わる中でお客様から以下のお声がけをいただく事が複数ケースありました。

「今後内製化を進める為の資産としてプロジェクトファイルごと納品してくれませんか?」

実行ファイルではなくプロジェクトファイルで納品するという事はプログラムの中身がすべて見える=技術を公開するという事を意味しておりますので案件によっては一部プロジェクトファイル納品をする事があるものの、それを当たり前として対応する事はありませんでした。

そのスタンスで活動を進める中で近年感じていたのは、Unreal Engineで様々な取り組みを進めていく企業が増える一方、現場としては利用を勧めたい思いはあるものの取っ掛かりが無く活用が進んでいかない企業様も多くいるという実情でした。Unreal Engineは様々な事ができるとても有用なツールであるものの、片手間で使いこなせるものではなく、内部で様々な事を実現できるようにするには、経験者もしくは十分な時間が割ける担当者がいない状況では一朝一夕で導入できるものではないからです。

導入企業数が増えない事には弊社としても利益を生む機会や、技術を磨く機会を逸する事に繋がって参ります。製造業のお客様がUnreal Engineを導入し、開発・製造・販売促進の効率化や効果増大ができ、弊社にも恩恵がある。それならば要望されたコンテンツを作成し実行ファイルで納品するだけの会社ではなく、お客様のUnreal Engineでの内製化もお手伝いできるような会社になっていこうと考え、その為の取り組みを始めました。Unreal Engineでプロジェクトファイルを公開して共同開発をしてくれる企業は日本国内に他にもございますが製造業分野に強い会社で多くの社数があるかというと選択肢はまだまだ多くない状況です。そんな状況の一助に我々もなっていければと考えております。

具体的にどんなことをしているの?

Unreal Engineを社内で使えるようになっていただく為に、一部弊社独自の非公開技術を含むものを除いて以下のようなサポートを行っています。

①お客様の作りたいコンテンツを弊社で作成→プロジェクトファイルごと納品しその中身について教育する

②お客様の身につけたい技術要望をいただく→それに対する特別カリキュラムでの教育もしくはQ&A形式で方法をご回答

①では作り方について学べるのもそうですが、弊社が作ったコンテンツをプロジェクトファイルで納品致しますので、同様のものをモデルデータを入れ替えて作ったり、その他コンテンツを作る際の下地にしていただく事が可能になります。一から作成するのと比べてゴール地点がイメージできるようになり習得や業務フローへの組み込みがスピーディに行えます。また、その後ファイル流用によって作れるコンテンツが発生するたびお客様内での業務効率が大幅に上昇します。

②についてはお客様の内部で身につけたい技術が決まっている場合の対応になります。特別カリキュラムを作成した際に準備するプロジェクトファイルについては基本的に教育時にお渡しいたします。ある程度技術は身についておりスポット的にクリアしたい技術課題がある場合はQ&A方式で質問をいただきそれにご回答する事もしております。技術的に実現性含めて回答が困難な内容の場合については検証のご要望としていただければ弊社で検証を行い、その結果をご報告するという対応も行っております。

案件依頼+トレーニング実施で効率的な内製化を手助け(セミナー資料より)
クライアント企業様での導入フロー例(セミナー資料より)

導入相談お待ちしております

セミナー実施後ありがたいことにUnreal Engine導入をしていくにあたってサポートをして欲しいとのお声がけを多くいただいております。すぐにご依頼をいただき案件がスタートしている企業様もあれば、来年度以降での導入検討の為にまずは相談に乗って欲しいとご相談をいただいていたり、お客様の属性は様々でございます。本ブログをご覧になられて一度話をしてみたいと思われた方はお気軽にご連絡下さい。

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