SOLIDWORKS インローを付ける「リップ/溝」について

こんにちは。

今回はSOLIDWORKSでインローを付ける機能「リップ/溝」についてご紹介します。下図は「蓋」と「箱」を別ボディで構成しています。

メニューバー>挿入>ファスナーフィーチャー>「リップ/溝」をクリックします。

Property Managerより、溝を付けるボディとリップを付けるボディとを、それぞれグラフィックス領域から選択します。

ボディを選択するとProperty Managerの項目が拡張されます。順に「溝を追加する面/溝を追加するエッジ」と「リップを追加する面/リップを追加するエッジ」を選択します。

それぞれを入力する欄をクリックすると、各項目ごとに選択済みのボディのみが隔離表示される為に選択は容易です。「…追加する面」は合わせ面となるサーフェスを、「…追加するエッジ」は、溝やリップを追加するエッジを一カ所だけ選択すると、正接伝播で入力されます。

【下図:溝側の入力(蓋部品)】

【下図:リップ側の入力(箱部品)】

次に、Property Managerの最下部で寸法を指定します。今回は次の通り入力しました。

最後に確定ボタンを押して実行します。結果を断面表示してみると…

御覧の通り、インローを1コマンド(ツリー上では2フィーチャー)で作成する事が出来ました。

「…ウィザード」の様なコマンド同様、求められる要素選択や値がProperty Managerから順に確認でき、直観的で簡単です。このコマンドを知らないと、インローを作成するのに結構な手間が掛かってしまうと思います。

今回は「リップ/溝」によるインローのつくり方をご紹介致しました。

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