Valve Indexについて
HTC-VIVE、Oculusシリーズに続くハイエンドVR機器であるValveIndexが日本でも販売が開始されました。
弊社では取り扱いがありませんので詳細なお問い合わせに対応することは出来かねますが、参考までに簡単にその特徴をご紹介させていただこうと思います。
五本指すべてをトラッキング可能なIndexコントローラー
一番の目玉であるIndexコントローラーはVIVEシリーズとは大きく異なります。握りこむだけでなく手の甲を包み込むストラップがついており、すべての指を離してもコントローラーを保持できます。
五本の指それぞれの開閉を取得でき、VR空間に手の動きを持ち込むことができます。VR空間で自分の手はよく目に入るものなので指の動きを持ち込むことができるとVRの没入感が向上します。
モノをつかむ、放すなどの操作がより自然に行うことができます。
VIVE Proと同等の解像度、広い視野角
ValveIndexはVIVE Proと同等の片目1400*1600の解像度を持ち、視野角は130度とHTC-VIVEやOculusRiftより20度広くなっており、目の動きで周囲を見渡す動きをより自然に行うことができます。
さらに最大144Hzのリフレッシュレートを持ち、環境によっては滑らかな映像を見ることができます。
ディスプレイは有機ELを使用していたHTC-VIVEと異なりフルRGBの液晶となっている為、色の表現幅、特に明暗のコントラストはVIVEシリーズなどに軍配が上がるかもしれません。
高品質なオーディオ
ValveIndexは高品質なオーディオデバイスを備えており、耳から浮いた位置に取り付けられたヘッドホンは指向性があり音が漏れにくくなりつつ、自然に立体的な音響を提供します。
内臓マイクの性能もHTC-VIVEより高性能であるといわれています。
HTC-VIVE環境と互換性がある
ValveIndexはHTC-VIVEと同じようにヘッドマウントディスプレイ、コントローラー、ベースステーションのセットで動作します。
現在メインストリームのVRプラットフォームであるSteamVRの開発元であるValve自らが開発したValveIndexは、これまでSteamVRで主流であったHTC-VIVEと互換性があります。
旧来のHTC-VIVEを利用していた環境からフルセットすべてを入れ替えずとも、ヘッドマウントディスプレイのみを単品で購入し、入れ替えて画質を向上させたり、コントローラーのみを入れ替えて指のトラッキングを得たり、ベースステーションのみを入れ替えてトラッキング精度を向上させるなどが可能です。
VIVE Pro Eye、VIVE COSMOS、OculusQuest、OculusRiftSなど2019年は様々なVRヘッドマウントディスプレイが登場しましたが、それに引き続いて登場したValveIndexもまた他とは違った特徴を持った機材となりました。
これからも様々な機器を紹介させていただこうと思います。
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