【Rhino6技術情報_vol.5】Grasshopper(グラスホッパー)の使用

こちらの連載記事ではRhinoceros6の新しい機能や改善点など、技術者目線で役立つ情報をお伝えします。

第5回目は、気になってはいるけど活用できていない方の多い“Grasshopper(グラスホッパー)” についてご紹介します。

面倒な繰り返し作業を自動化!

Grasshopperは、Rhinocerosをプラットフォームとして動作する無料のプラグインソフトです。Rhinoceros6には標準搭載された為、すぐに使い始める事ができます。(Rhinoceros5 64bit版では別途インストールが必要です)

Grasshopperを起動すると別ウィンドウが立ち上がり、既存のコンポーネントと呼ばれる要素を組み合わせてアルゴリズムを構築していきます。アルゴリズムに設定されたパラメータを変更することによって、幾何学形状の大きさや、個数、方向などを調整することが可能となります。

またGrasshopper特有のモデリング技術として、サーフェスを縦横方向に区分したりサーフェスの表面に沿った向きでオブジェクトを配置という作業が行えるので、製品の表面にパターン形状をモデリングする際に主に活用されています。

今まで手作業で1つずつモデリングしてきた曲面上のカットパターンの作成など、デザイン修正の度に1から作り直していた作業がGrasshopperを使用することによってパラメータの調整のみで済むようになります。

それにより、これまでモデリングの作業に掛かっていた時間をパラメータを調整しながらデザインを考える時間に回すことが出来ます。

動画で学ぶGrasshopperの操作

弊社ではこの度、Grasshopperのモデリング技術を広く多くの方にお伝えするため、Grasshopperの操作内容を動画で解説している自主学習用動画コンテンツを発売いたしました。通常の作業方法では手間がかかる造形にチャレンジされたい方はぜひ購入をご検討ください!

 
Grasshopper学習コンテンツの詳細・ご注文については、下記URLの弊社オンラインショップにてご確認ください。

Grasshopperコンテンツ商品ページ

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