デザイナー必見! Rhino6 新機能「厚み」でモデリングの手戻りを激減

おかげさまで大好評のRhino6ですがデザイナー目線でも新機能が多く搭載されておりRhino5と比べても作業性が格段に上がっています。

そんなRhino6の新機能の中で、特にデザイナー向けっぽい機能の一つが「厚み」&「ソフトエッジ」機能です。これはサーフェス面を擬似的にソリッド化する機能です。

基準になるサーフェスを選択してから、プロパティに新しくできた項目「厚み」を「on」にすると、擬似的な厚みが表現されます。

擬似的な厚みなので実際にソリッドデータにはなっていませんが、数値入力でリアルタイムに厚みを増やしたり薄くしたりすることが可能です。

また、「厚み」ボタンの横にある項目「ソフトエッジ」を「on」にすると擬似的な「フィレット」や「面取り」をつける事が可能です。この機能はモデラーや設計者向けというよりは感覚的に厚みを変化させて全体のバランスや形状を調節したいデザイナー向けの機能と言えるかと思います。

また、この疑似厚みですがレンダリングすると屈折も反映されていますのでそのままプレゼンまで持っていくことも可能です。

デザイン確定後に入力されている「厚みの数値」を元にソリッド化していく事で、モデリングの二度手間を減らす事も可能かと思います。

また、すでにご存知だと思いますが、Rhino6では表示モードの「レンダリング」(リアルタイムレンダ)がとても良くなりました。

※上記画像は表示モードレンダリングです

実際にRhino6の「Rhinoレンダー」で「厚み」を設定したサーフェスのレンダリングした画像も貼っておきます。

かなりキレイになりましたよね。😉

※上の3つのコップは作業的にはサーフェスしか作成していない同じ形状のコップです。
 緑は厚み無し。赤とメッキは「厚み」をONにしました。
 屈折や映り込みなども厚みに反映されています。

Rhino5に比べてマテリアルの作り方が非常にわかりやすくなったので、初めてのレンダリングでもすぐにそれっぽい絵作りが可能です。

さらにせっかくなのでRhino6マテリアルはそのままで、Flamingoでレンダリングした画像も貼っておきます。

やはりさすが有料レンダラーです。😃
空気感というか、映り込みの量が違います

以上、デザイナー目線でのRhino6情報でした。

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