【Rhino6技術情報_vol.2】制御点の自動表示・コマンドラインで電卓機能の追加

Rhinoceros6の新しい機能や改善点など、技術者目線で役立つ情報をお伝えしたいと思います。

第2回目は、“制御点の自動表示・コマンドラインで電卓機能の追加”について、ご紹介します。

選択した曲線の制御点を自動表示

今までのRhinocerosでは曲線を編集するときは曲線の制御点を表示というコマンド、またはショートカットのF10キーを選択して制御点を表示させ編集を行っていました。

Rhinoceros6では曲線や注釈などを選択するだけで自動で制御点が表示されるようになりました。これにより、わざわざコマンドを実行することなく選択した曲線の編集が行えます。

ただし、オブジェクトの制御点の表示に関しては今まで通りコマンドやショートカットキーを使用しないと表示されません。

制御点の自動表示をOFFにする方法

制御点が表示され意図しない編集を避けたい方や、今までのやり方に慣れていて自動表示をOFFにしたい方もいると思います。

そういった場合には上部メニューからツール>オプション>マウスの”選択”から「曲線、光源、または注釈の選択時に制御点をオン」のチェックをオフにして「OK」を下さい。

制御点が自動表示されなくなり旧バージョンと同じ挙動になります。

コマンドラインで電卓機能が使える

Rhinoceros6ではコマンドラインで計算ができるようになりました。これにより、複雑な計算をそのままコマンドで数値入力して行うことができます。

このようにコマンドラインで演算子を使用して計算式を入れます。2*5.55 という計算式を試しに入れてラインを引いてみます。

ラインの長さを測ってみると計算式の通りの数値になっています。図面を引く場合やあらゆる場面で有効に使えると思います。

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