オールインワンタイプの3Dスキャナーの選び方
業務利用できるオールインワンタイプの3Dスキャナーが市場に徐々に増えてきており、お問い合わせも増えてきております。最近弊社でも「Creality Sermoon P1」というCreality社のオールインワンタイプ3Dスキャナーをラインナップに追加しました。
▼Creality Sermoon P1商品ページ
オールインワンの3Dスキャナーとは?
スキャナー本体のみで3Dスキャン~メッシュデータ化までができるタイプの3Dスキャナーの呼称としてオールインワンという言葉がよく使われます。セットアップに時間がかからず持ち運びがしやすい為、出先でのスキャンや日常的に気軽にスキャンができるのが魅力です。価格帯としては数十万クラスのものが主流で、各メーカーが商品をリリースした結果以前と比べると選択肢が増えてきております。複数の選択肢ができたからこそ用途に合う選択をしていただく必要性がでてきている状況でもあります。
ちなみにオールインワンタイプのスキャナーでは本体でメッシュ化までできますが、ある程度のボリュームのデータを処理をするのはPCで処理させる方が良いかと思います。PCを繋げる環境(繋げられるモデルであるのも条件)なら繋げてスキャン、繋げられない環境(繋げられないモデル)であるなら撮影をした後でPC処理するのが良いかと思います。
選ぶ際のポイント
ここからが本ブログの本題となりますが、筆者がオールインワンタイプのスキャナー選定で気にしていただくと良いと思うポイントを上げさせていただきますので、機材を選ぶための参考になれば幸いです。色々と検討要素はありますがオールインワンタイプならではの要素も含めて今回は
・スキャンする対象(バリエーション)とスキャン方式
・バッテリー交換可否
・PC接続処理の必要性
こちらの3点を上げさせていただきます
スキャンする対象(バリエーション)とスキャン方式
これは3Dスキャナーを選ぶ時に検討すべき要素として必ずポイントになります。
・撮りたい対象物のサイズ、形状、色味や材質(黒や光沢への対応の必要性)
・形状をどれくらいしっかり出す必要があるか
オールインワンタイプのスキャナーには現在「赤外線搭載機」「赤外線とブルーレーザー搭載機」の2種があります。ブルーレーザーはスキャン時にマーカーが必要になりますが黒や光沢に強く形状も赤外線スキャンに比べるとよりしっかりと出す事ができる事が大半です。ブルーレーザー搭載機でないと撮れない対象をスキャンしたいのであればブルーレーザー搭載機の購入が必須となります。マーカーを使用する分大きな対象でも精度を保ちやすくなる面もあります。とはいえ「赤外線とブルーレーザー搭載機」の方が価格は高くなりますので、赤外線でも問題なく撮れるのであれば「赤外線搭載機」で十分です。
「赤外線搭載機」の中でも例えば連続する平面的な形状でもきれいに認識して撮れる機種とあまりそうではない機種があったりもします。カタログからは読み取り切れない要素もありますので、失敗しない機種選定をしていただくなら気になった機種の販売店にやりたいことを伝えて実際にスキャンできそうか聞いていただくのが一番手っ取り早い方法です。

バッテリー交換可否
オールインワンタイプを使用したい場合、社内だけでなく現場に持ち込んで撮影したいからというニーズが多くあるかと思います。その際短時間で済むような内容であれば良いのですが、長時間撮影する場合はバッテリー交換ができる機種である必要がでてきます。
気になる機種がバッテリー内蔵型の機種かバッテリー交換できる機種のどちらなのかは、機種仕様のところにだいたい載っているかと思いますので、忘れずにチェックしていただければと思います。実際の運用を想定していただきバッテリー交換が選定において重要かどうかお考え下さい。
PC接続処理の必要性
3Dスキャンをする場合作業効率が良いに越したことはないと思います。(スキャンに限らずだとは思いますが)
オールインワンタイプのスキャナーには撮影時にPCと接続しPCのマシンパワーでデータの処理をさせる事ができる機種があります。オールインワンタイプのスキャナーを単独で使用した場合とPCと繋いだ場合に効率のよくなる点があります。
・PCに直接取り込むので単独で撮影した場合に発生する処理の為にPCにデータを転送する時間を無くせる
・PCのパワーを使用する事によりスキャンのFPSが向上する→トラッキングが外れにくくなりスムーズにスキャンが進む
PCと接続できる機種であれば有線/無線での接続ができますので、持ち込める時はPCを持ち込んでよりスムーズに作業を行うという使い方もできます。裏を返せばPCを持ち込めるような環境では使用できないのであれば重視する必要はない機能となります。

最後に
先ほど申し上げたようにオールインワンタイプの3Dスキャナーはラインナップが増えてきており用途に合わせて選択する事が出来るようになってきました。単独(もしくは単独+PC接続)でスキャンが実行できるのは大きな利点ですので3Dスキャナーの購入検討をする際は是非選択肢の一つとして考えていただくと良いと思います。
○○を撮るなら、こういった運用がしたんだけど、といった条件が具体的にある場合は是非ご相談ください。WEBサイトに掲載しておりますRevopointやCreality以外にもSHINING 3Dのオールインワンタイプのスキャナーも取り扱いしておりますし、実際に触った事もございますので、用途に合わせてお勧めの機種をお伝えする事が可能です。
オールインワンタイプ以外の3Dスキャナー(WEB掲載外の機種のご提案も可能です)や取得したスキャンデータを処理するソフトウェアも扱っていますので、機種選択やどのようなワークフローを構築すると良いかなどお気軽にご相談ください。
▼取り扱い3Dスキャナー(掲載の無い機種についても取り扱えるものございます)
▼スキャンデータの処理やリバースモデリング用のソフトウェア等


