HDI Compactでルアーをスキャン
今年の1月にリリースされた3Dスキャナー『HDI Compact』で釣り具のルアーをスキャンする流れをご紹介いたします。
HDI Compactとは?
HDI Compactスキャナーは卓上サイズで使用できるコンパクトな設計にも関わらず、最大0.012mmの高精度なスキャンを行うことが可能です。簡単に持ち運びができ、防塵防滴に優れたアルミボディを採用しているためスキャンする場所を選びません。さらに、キャリブレーションが不要なためセッティングに時間が掛からず素早く3Dデータを取得できます。
種類はC109、C210、C506と3機種あり、お客様の用途に合った最適な製品をお選びいただけます。
ルアーをスキャン
今回は以下のルアーをスキャンします。
非接触式の3Dスキャナーは一般的に、黒色・透明・金属などの光沢があるものは、光の吸収や透過、反射をしてしまいノイズが出やすくこのままでは綺麗にスキャンすることができません。
今回のルアーは少し光沢があったため、白い粉を吹き付けてから作業を行いました。
Compactは、PCに接続するだけですぐにスキャンができる手軽さが本当に便利で助かります。毎回キャリブレーションと呼ばれる校正が必要なものもあるのですが、忙しい時や毎回スキャナーを片付けないといけない環境で作業される方におススメです!
実際にスキャンしたデータを見てみると、鱗やエラの細かい部分までしっかりとスキャンできています。リバースエンジニアリング専用のソフトウェア、Mesh2SurfaceやGeomagic製品を用いてCADデータ化し、形状の変更を加えてデザイン検討をする事もできます。さらにその変更を加えたルアーを3Dプリンターで出力して実寸サイズで確認することもできます。
今までひとつひとつ全て手作業で試作品を製作されていることを考えると、かなりの時間短縮になるのではないでしょうか。
3Dスキャナーを見てみたい!という方は、デモンストレーションをさせていただきます。一度スキャンしてほしいものがある!という方は対象物をお送りいただけましたらサンプルでスキャンをさせていただきます。お気軽にご相談ください。
3Dスキャナー実演セミナー
上記でご紹介したHDI Compact、及びHDI Carbonの3Dスキャナー実演セミナーを5月24日(金)に開催いたします。
スキャンしたデータをリバースエンジニアリングに特化したソフトウェア『Geomagic Design X』でサーフェス化する流れをご覧いただけますので、3Dスキャナーの活用方法を具体的にイメージしていただけるセミナーとなっております。
期間 | 1日(2.5時間) 13:30~16:00 ※15分前より受付 |
会場 | <名古屋会場> ディプロス株式会社 トレーニングルーム 愛知県名古屋市中区丸の内3-17-6 ナカトウ丸の内ビル2F(MAP) |
定員 | 10名(先着順) |
受講料 | 無料 |
内容 | ・3Dスキャナーの種類と用途、事例の説明 ・3Dスキャナー選定時に考慮するべきポイント ・新製品3Dスキャナー『HDI Carbon』『HDI Comapct』の説明と実演 ・他社製品との比較 ・リバースエンジニアリングソフトGeomagic DesignX の説明と実演 ・リバースエンジニアリングソフトMesh2Surface の説明と実演 |
皆様からのお申込み、心よりお待ちしております!
低価格・高精度・高柔軟性なpolygaシリーズ, EinScanシリーズなど、各種3Dスキャナーの販売・レンタル、3Dスキャナーを用いた計測・リバースモデリング・解析を承っております。
国内で急速にシェアを伸ばしているRaise3Dの販売やデモンストレーションを行っております。
CADソフトを使ったモデリング体験、3Dスキャナー・3Dプリンター・VRの事例紹介や実演を行うセミナー等を開催しております。