Rhinoceros6 STEPやIGESなどの中間フォーマットのインポート改善

Rhinoceros6にバージョンアップして改善されているインポートについて紹介します。

Rhinocerosをお使いのユーザーの中には、SolidWorksなどのソリッド系のCADと組み合わせて使用している人も多いかと思います。

また、他社とSTEPやIGESなどの中間フォーマットで、データをやりとりしている方もいるかと思います。そういった場合、他のCADで作られたデータを開くと、面が壊れて直すのに時間がかかってしまいますが、Rhinoceros6ではその点が改善されています。

今回サンプルとして、SolidWorksのデータをSTEPでエクスポートして、Rhinoceros5と6のバージョンで開いて結果を検証してみました。用意したデータはこちらになります。

テープカッターのデータをSTEPで出力して、Rhinoceros5でデータを開いてみます。

Rhinoceros5で開くとオープンエッジが大量にあり、中にはトリムが解除されているサーフェスもあります。

次にRhinoceros6でデータを開いてみます。

壊れている面はなく、オープンエッジも0の状態です。改めて比較の画像になります。

Rhinoceros6でこれといったアナウンスがされていませんが、地味ですが非常に役に立つ改善がされています。特に、他のCADをまたいでデータの作成を行う方には、これだけでも価値があると思います。

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