Twinmotion アニメーションの作成方法 2025

Twinmotion2024.1版から「回転」と「移動」のアニメーションをTwinmotion内で設定できる機能がつきました

■ローテータ(回転)

ローテータ―

■トランスレータ―(移動)

トランスレーター

アニメーターの使い方

1.ライブラリ/ツール/アニメーター/ローテータ内にある「Rotator」(Translator)を回転(移動)させたいオブジェクトにドラッグします

回転(移動)の向きや移動量はプロパティの中で切替えます

回転の軸「Rotator」を回転させたいオブジェクトの軸にあたる場所にドラックドロップ

2.回転させたい軸の位置を合わせたら右のシーン(レイヤー)でRotatorのレイヤーの中にオブジェクトのレイヤーを移動させます

紐づけができると自動でアニメーションがスタートします(アニメーションを止めるにはプロパティ内のプレイのチェックを外します)

Rotatorレイヤーの直下に動かしたいオブジェクトを移動

3.アニメーションの設定

シーン内の「Rotator」をクリックすると「プロパティ」ウィンドウで各種設定ができます

■リンクの設定「リンク/解除/選択」

■プレイ(アニメーションの有効/無効)

■角度(移動)量

■軸の方向「Y/Y/Z」(回転する向き)

■動作の種類「一度/ピンポン(往復運動)/ループ」

■速さ

■停止時間

■トリガー(動き始めるきっかけ)「有効/無効」

■動作「カメラ/歩行者…」(トリガーの対象)

■トリガー範囲(カメラなどが近づいたら動き出す距離)

複数のアニメーションの合体

Rotatorの中に別のRotatorを親子付けする事もできます

事前にCAD上で稼動軸ごとにレイヤーを分けておき、Datasmith importor経由でTwinmotionに取り込むのが修正が楽です

複雑なアニメーションや有機的な動き、複数パターンを持たせるなどは現状Twinmotionでは作る事ができません(または苦労すればもしかしたら)が工業製品のプレゼン用であれば回転と移動だけでもかなり表現できるかと思います

上の動画は回転軸4つを使用 (それぞれのタイミングは適当です)

Twinmotionでは見せたいカメラアングルを作成すると勝手にカメラの軌道を作ってくれるので、動画制作前のVコンやプリビズ作成としては十分使えます

(配置したモデルやマテリアルはUnrealEngineに引き継げます)

ちなみに2024.1からは企業規模によりライセンスは有料です(詳しくは公式サイト)

Twinmotionで制作ができない複雑なアニメーションが必要な場合はUnrealEngine5で作成します

UnrealEngineを使用した製造業向けコンテンツの制作・教育のご相談は実績が豊富なdiprossまでお気軽にお問合せください

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